マネーポストWEB「マネーポスト」公式サイト

マネー

相続放棄の落とし穴 父の遺産を母に渡したかった一人娘の選択が裏目に出たワケ

2022年7月7日 16:00 女性セブン

良かれと思って相続放棄したのに…(イメージ)
良かれと思って相続放棄したのに…(イメージ)

 相続においては、借金や未払い金など“マイナスの財産”を受け継いでしまう可能性もある。そういった背景から、「相続放棄」を選ぶ人もいる。

 受け取るはずの財産を放棄する相続放棄では、金銭的に得するケースは少ない。しかし、プラスの財産を相続するより、すべて放棄した方がいい場合もある。理由は相続による心理的負担だ。夢相続代表の曽根恵子さんが言う。

「会ったこともない人と遺産協議することを嫌い“知らない人とかかわりたくない”と相続放棄するケースが多い。遠い親戚の遺産を相続する権利があると突然知らされて“知らない人の遺産はもらえない”と相続放棄することはよくあります」

 骨肉の争いを避けたい、との思いからの放棄もある。

 福岡県在住の榎本知子さん(60才・仮名)は兄2人と妹の4人きょうだい。両親の死後、両親と同じ敷地内に家を建てて住む長男と、両親と同居する次男が不動産の相続をめぐって不穏な関係になった。

「長男は両親の不動産をすべて抵当に入れていて、両親と住む自宅の相続を主張する次男と揉めました。金融資産がほとんどなく、私と妹は不動産の分割を要求できたけれど、身内で争いたくなかったので早々に相続放棄しました。金銭的には何も得られなかったものの、長く揉めることを考えると賢明な判断だったはずです」(榎本さん)

 群馬県の里中恵子さん(55才・仮名)は相続放棄が新たな人生の第一歩となった。再婚した夫が3年前に急逝し、里中さんと夫の妹が相続人になったのだ。

 里中さんは義妹とは昔から折り合いが悪く「なんで兄はこんな人と再婚したのかしらね」と嫌みばかり言われてきた。それまで夫は賃貸暮らしで不動産を所有せず、遺産は300万円ほどの預貯金のみ。わずかな現金を受け取るより義妹と縁を切ろうと考え、相続放棄を決意した。里中さんが笑顔でこう言う。

「遺産をもらえなかった後悔より、義妹と縁が切れたおかげで心が晴れやかになりました。“損して得取れ”ということですね」

不動産売却の完全マニュアル
不動産売却の完全マニュアル
不動産売却の初心者でも安心!プロが選ぶおすすめの不動産査定サイト
不動産売却の初心者でも安心!プロが選ぶおすすめの不動産査定サイト
不動産を売却するときに必要な6つの手順
不動産を売却するときに必要な6つの手順

注目記事

【実取引データ】ほったらかしFX自動売買 3か月で1000pips超の利益

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。

SNSでマネーポストWEBをフォロー

  • facebook:フォローする
  • twitter:フォローする

【お知らせ】

2021年4月1日以降の価格表示に関して

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。