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大学受験「宅浪」を経て国立大学にトップ合格した女性が語る「宅浪成功の秘訣」

強い意志が必要になる「宅浪」。自分に合った勉強方法を見つけたい(イメージ)

強い意志が必要になる「宅浪」。自分に合った勉強方法を見つけたい(イメージ)

 大学入試は、大学進学を希望する者が必ず乗り越えなければならない壁。現役で第一志望の大学に合格できれば万々歳だが、浪人生として再チャレンジする人も少なからずいる。そして浪人といえば、予備校に通う人が多い一方で、自宅で浪人、通称“宅浪”という道を選ぶ人もいる。

 孤独な戦いを強いられる宅浪──。そこでくじけることなく、志望校への合格を手にするには何が必要なのか。現役時代に第一志望だった国立・一橋大学を受験するも、残念ながら不合格になり“宅浪”を選択、翌年リベンジで一橋大学に“トップ合格”したというHさん(23歳・女性)に、宅浪を成功させる秘訣を聞いてみた。

「勉強はマイペースでやったほうが効率いい」

 Hさんは、都内でも有数の東大合格者数を誇る都立高校出身。現役時も一橋大学を受験したが、不合格。高3の夏に理系から文系に転向したが、社会科目などが準備不足だったことが、失敗に終わった理由だと自己分析する。浪人を決意したHさんが、宅浪を選んだ理由について、次のように語る。

「もともと縛られることが嫌いな性格で、現役時代も塾には一切通っていませんでした。私の性格的には、予備校に通ってみんなと一緒に勉強するよりも、自分で計画を立てて、マイペースにやりたい。自分の学力で、不足している部分を集中的に勉強するというスタイルの方が自分には合っているし、効率がいいと思ったんです」(Hさん、以下「」内同)

 Hさんが宅浪をすると宣言した時、両親は、その決断を尊重してくれたという。

「両親は、『それでできるならいいんじゃない?』とすんなり認めてくれました。基本的に自分で決めたことは尊重してくれる親で、とやかく言われることはありませんでした」

 宅浪を選択する大きなメリットの一つは、金銭面だ。予備校に通えば、1年間で100万円ほどかかるのが一般的だ。

「予備校に通うとなると、入学金、授業料、テキスト代など結構な額のお金がかかります。宅浪の場合は参考書や問題集の費用だけ。それらもブックオフやメルカリなどを駆使して、安く抑えました。あと、私は勉強の息抜きも兼ねてバイトもしていたので、むしろ最後は数十万円の貯金ができていましたね」

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