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カリスマトレーダー池辺雪子 億の極意

ジャクソンホール会議がなぜ注目されるのか 過去にはFRB議長のサプライズ発言も

今年のジャクソンホール会議はどうなるか

今年のジャクソンホール会議はどうなるか

 8月25~27日に開催される「ジャクソンホール会議」に市場関係者の注目が集まるが、投資家はどういったポイントに注目すればよいだろうか。株やFX(外国為替証拠金取引)などのカリスマ主婦トレーダーとして知られる池辺雪子さんが解説する。

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 8月はFOMC(連邦公開市場委員会)はありませんが、投資家が注目すべきイベントとして、8月25~27日に開催されるアメリカ・ワイオミング州のジャクソンホールでの経済シンポジウムがあります。通称「ジャクソンホール会議」と呼ばれるこのシンポジウムでは、FRB(米連邦準備制度理事会)のジェローム・パウエル議長含め、主要国の中央銀行総裁や学者などが集まり、金融政策について議論されます。過去にはこの場での発言が、金利や株式市場に大きな影響を与えたケースもありました。

 例えば2010年にベン・バーナンキFRB議長(当時)が、ジャクソンホール会議で突如、QE2(量的金融緩和策の第2弾)の実施を示唆したことにより、金融市場へ大きなインパクトを与えたことは有名です。これを受け、日銀・白川方明総裁(当時)が緊急帰国し、臨時の金融政策決定会合を開くほどでした。

 今年はアメリカの金融引き締めの方針やヨーロッパやイギリスでも急速に進行するインフレへの対応策について話し合われると予測されます。前述した通り、8月には、アメリカの金融政策の直接影響するFOMCが実施されないため、主な中央銀行の金融市場に対する見解を把握できるジャクソンホール会議には否が応でも、投資家の注目が集まります。

 このようにジャクソンホール会議は、8月最後の経済イベントとして注目され、そこにトレードのヒントが生まれるかもしれません。投資家が注目すべきイベントカレンダーとしては、その後は9月のFOMCとなります。

 ジャクソンホール会議を受け、もし相場が大きく変動するような事態に発展したときは、テクニカル分析をしっかり行いつつ、エントリーを検討しましょう。焦ってトレードを行ってもいいことはないので、戦略を練った上で投資をするようにしましょう。

【PROFILE】池辺雪子(いけべ・ゆきこ):東京都在住の主婦。若い頃から株や商品先物投資を学び、2000年からFX投資を始め、これまでに8億円以上の利益をあげている敏腕トレーダー。2007年春、脱税の容疑で起訴、同年夏、執行猶予刑が確定。その結果、所得税、延滞税、重加算税、住民税、罰金(約5億円)を全て即金で支払う。2010年9月に執行猶予が満了。現在は自らの経験をもとに投資、納税に関するセミナー、執筆活動を行っている。トルコリラ/円、ドル/円、他通貨、日経平均株価などの値動きに関する詳細な分析を展開する「池辺雪子公式メルマガ」も発信中(http://yukikov.jp/

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