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社会問題化する「SNS陰口」の代償 侮辱罪は厳罰化、情報開示請求の手続き期間も短縮へ

2022年10月3日 7:00 女性セブン

ある日突然、開示請求が届き、いきなり訴訟になるかもしれない(イメージ)
ある日突然、開示請求が届き、いきなり訴訟になるかもしれない(イメージ)

 SNSの誹謗中傷は「指1本で人が殺せる」と言われるほど、時に相手を苦しめ、追い詰める。安全な場所から匿名で攻撃してくる相手は、見知らぬ人か、はたまたあなたの側にいる人か──社会問題化している「SNS陰口」のいまを追う。

 法律事務所アルシエンの清水陽平弁護士によれば、「同じマンションの住民同士、ママ友同士、会社の同僚など、近しい人間関係にもかかわらず、SNSで誹謗中傷されるのはよくあるケース」だという。

 弁護士法人LEONの代表弁護士・田中圭祐弁護士が続ける。

「原因として特に多いのは、女性の嫉妬です。こと知り合いの場合は、相手に危害を与えたいという思いから誹謗中傷となることが多いのです」

 東京都在住の神谷玲子さん(38才・仮名)は、いわゆる「捨てアカウント」から、自身のSNSに《神谷玲子は会社の男性と軒並み性的関係を持っている》というようなメッセージを送りつけられたことがある。

「驚いてそのアカウントを見たら、私のフォロワーを全員フォローしていて、ほかの人にも同じような文章を送っていました。“どうしてこんなことを書かれなきゃいけないの?”と頭が真っ白になりました。さすがに放置するわけにはいかないと、情報開示請求に踏み切ったんです。書き込んでいたのは、同僚男性の奥さんでした。私が彼と不倫していると思い込んでいたようです」(神谷さん)

 愛知県に住む竹下雪乃さん(35才・仮名)も、誹謗中傷被害に遭ったことがある。犯人は大学時代の友人で、お互いの結婚式にも出席するような仲だった。

「私のことを名指しで誹謗中傷するSNSアカウントとブログを発見したんです。《竹下雪乃は枕営業している》とか、2~3日おきに事実無根のことばかり書かれ、精神的にまいってしまいました。

 犯人を見つけてやめさせるために情報開示請求をしたら、書き込んでいたのは大学時代からの友人で……。卒業してからも、ずっと仲よくしていたんです。それどころか、彼女には誹謗中傷を受けて悩んでいることも打ち明けて、相談に乗ってもらっていたのに。

 どうやら彼女は夫婦関係がうまくいっていなかったらしく、私に八つ当たりしていたようです。突き止めたときには、彼女は開き直っている様子でした。さすがにショックを受けて、人間不信になりました」(竹下さん)

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