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家計

家計管理できない人の特徴 財布がレシートやカード類でパンパン、家計簿つけても数字だけ

財布の中が汚い人は…(写真:イメージマート)

財布の中が汚い人は…(写真:イメージマート)

 時間をかけて、小さな手間や努力を積み重ねなければ、お金を貯めるのは難しい。さらに、自分を甘やかしがちな人は浪費家になりやすい傾向があるという。ファイナンシャルプランナーの黒田尚子はこう話す。

「部屋を片づけられない人と、ダイエットに失敗し続けている人には、お金を貯めるのは難しいでしょう。これは、自己管理が苦手なのはもちろん、部屋が散らかっていると、持っているものを把握しきれず、本当に必要のないものまで買ってしまうからです」

 自分の部屋はおろか“お金の家”である財布の中が汚い人は、お金を貯められるはずがない。家計の要である財布の中を整理しないということは、お金に無頓着な姿勢の表れだ。家計再生コンサルタントの横山光昭さんが言う。

「財布がレシートでパンパンなのは、支出をチェックしていない証拠です。さらに、使っていないポイントカードやクーポン券までためてゴチャゴチャしている財布では、手持ちがいくら入っているかもすぐに把握できないはず。

 ポイントカードはよく行く店のものだけに絞り込み、クーポンはすぐに使い、できるだけ財布の中をスッキリさせましょう。もっとも支出頻度が高い食費は、専用の財布を用意すると、管理がしやすくなります」

 ただし、財布がふくらむのがイヤだからといって、レシートをもらわないのも間違っている。消費生活アドバイザーの丸山晴美さんが言う。

「レシートは必ず持ち帰り、その日にどこでいくらの何を買ったのか、振り返る習慣をつけるべきです。特にコンビニなど、無意識かつ習慣的に買い物をしやすい店にはできるだけ行かないようにすることで、習慣的ムダ遣いを減らすことにつながります」

 財布の中にためてはいけないものは、レシートだけではない。クレジットカードを何枚も持っている人は、せめて財布に入れる枚数を減らすべきだ。

 黒田さんは、そもそも、クレジットカードでの買い物はすべて“借金”だと語る。

「分割払いやボーナス払いをしてもいい買い物なんて、ほとんどありません。“借金”してまで買うべきものかどうか、よく考えてほしい。浪費しがちな人ほど、クレジットカードでの支払いは、家賃や水道光熱費などの必要な『消費』や学費などの『投資』など、役に立つものだけに使うことを意識するといいでしょう」(黒田さん)

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