家計

ブリキのおもちゃや超合金は高値、着物は需要がない… リユース業者が明かす最新買取事情

レトロなおもちゃに高値がつくケースも(写真:イメージマート)

レトロなおもちゃに高値がつくケースも(写真:イメージマート)

 年末の大掃除で出た“不要品”。ただ捨てるのではなく、売って現金化しようと考える人も多いだろう。ネット宅配買取サービス「買取王子」の内村和則さんは、こう話す。

「いま中古品市場が活況で、2021年のリユース市場規模は前年比11.7%増で、2.7兆円に上ります。弊社の買取利用者も、2020年3月に比べ約2倍に増えています」

 たとえば、タンスの中で眠っていた着物を売りたいと思う人もいるだろう。しかし、着物は需要が低いため、伝統工芸品でも8000~1万円が相場。小紋より訪問着の需要が高いため、売るなら訪問着がおすすめだ。総合買取業者「買取福ちゃん」の査定士・川元裟絵さんが説明する。

「査定額を聞いてから、売るのを断ってもかまいません。キャンセル料や査定料は発生しないので、気軽に“お宝”を見せてください」

ブリキや超合金のおもちゃは高く売れる

 おもちゃやゲーム、CDなどの買取事情はどうなのか?

「ブリキや超合金で作られたおもちゃは、高値がつきます。たとえば、戦隊シリーズの超合金は、箱なしでも買取価格は約3万円。状態がいいと30万円になることもあります」(内村さん・以下同)

 逆に量販店で販売されていて流通量が多いものは、あまり値段がつかない。使用済みのファミリーコンピュータは、買取金額が数百円程度だ。

「CDアルバム類の場合、そのアーティストが人気が出る前のアルバムの初回限定版はプレミアム化します。最近では、米津玄師さんの初期のアルバムが中古売値で6万円近くまで跳ね上がりました」

 人気漫画の連載1話目が掲載された雑誌もまた、高値で取引されている。持っていれば超お宝アイテム。家のどこかに眠っていないか探してみてはどうだろうか。

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