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【日本株週間見通し】米FOMCを控え神経質な展開か

先週の日経平均は週間123.11円反発

先週の日経平均は週間123.11円反発

 投資情報会社・フィスコが、株式市場の12月5日~12月9日の動きを振り返りつつ、12月12日~12月16日の相場見通しを解説する。

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 先週の日経平均は週間で123.11円高(+0.44%)と反発。ローソク足は下ヒゲを伴った陽線を形成し、上から順番に位置する26週、13週、52週の各移動平均線がサポートラインとして機能した。

 日経平均は5、6日に42.50円高、65.47円高と小幅ながら上昇。米11月雇用統計の市場予想を上回る結果が米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ継続を示唆したものの、根強いインフレ減速・利上げペース減速への期待から底堅く推移した。為替の円高進行が一服し、再び円安方向に振れていたことも日本株の下支え要因になった。

 一方、7日は199.47円安、8日は111.97円安と下落。米銀行大手の各経営陣から景気の先行きに対して悲観的な見方が相次いだことで景気後退懸念が再燃し、リスク回避ムードが強まった。ただ、中国での新型コロナ規制の緩和が徐々に進んだことで、同国の経済再開への期待感が相場を下支えした。週末9日は一転して326.58円高と大幅に反発。中国の経済再開を織り込む動きが続いたほか、米ナスダック総合指数が5日ぶりに大幅反発したことが投資家心理を改善させた。12月先物・オプション取引に係る特別清算指数算出(メジャーSQ)に絡んだ売買が交錯する中、序盤から上げ幅を大きく広げる流れとなり、終日堅調に推移した。なお、SQ確定値は27576.37円。

 今週の東京株式市場は神経質な展開か。13-14日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)を受けて振れ幅の激しい展開となりそうだ。

 13日には米11月消費者物価指数(CPI)も発表される。食品・エネルギーを除いたコア指数では前月比+0.3%と10月(+0.3%)から横ばいが予想されているが、前年同月比では+6.1%と10月(+6.3%)から減速する見込みだ。前回のように市場予想を下回る伸びとなれば、インフレ減速期待を高めることになり、投資家心理を下支えしよう。

 一方、FOMCは波乱含みの結果が予想される。多くのFRB高官は政策金利を最終的に5%を超える水準にまで引き上げる見解を示している。しかし、景気後退懸念を反映してか、フェデラルファンド(FF)金利先物市場は来年5月頃をピークに4.9%程度の織り込みにとどまっている。その上、来年半ば以降の利下げ転換まで予想している。

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