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新興宗教が狙うのは「優しくされたことの少ない女性」 勧誘に感動すら覚えてしまう

当てはまる項目が多いほど、新興宗教の勧誘ターゲットにされやすい(監修/精神科医の片田珠美さん)

当てはまる項目が多いほど、新興宗教の勧誘ターゲットにされやすい(監修/精神科医の片田珠美さん)

 竹迫さんは「優しくされたことの少ない女性」が狙われやすいと指摘する。

「自分のことを優しく受け止められた経験の少ない女性が宗教を偽装したカルトの勧誘に接すると、“こんなに受け入れられたのは初めて”と感動して相手に感情移入し、“相手がこうしてくれたから自分もお返ししないと悪い”と思いがち。実際に、誰にも打ち明けられなかった悩みを親身に聞いてくれたからと入信し、多くの人を勧誘する立場になる女性が多い」

 新興宗教を信仰することはアイドルやキャラクターなどの「推し活」と似ていると片田さんは言う。

「推し活をすることや新興宗教を信じることは、精神分析の大家であるフロイトが『惚れ込み』と呼んだ状態に近い。それは、相手の過大評価と理想化、さらに無批判と隷属の状態を指します。つまり、相手を実際以上に高く評価して理想的な人物と勘違いし、批判力を失って『あばたもえくぼ』の状態に陥る、一種の催眠状態です。惚れ込みが続くと経済学でいう『サンクコスト効果』が生じ、それまで犠牲にしたものが多いほど、もったいなくて捨てられなくなる。いままでの苦労が水の泡になると恐れて、推し活や宗教から抜けられなくなるのです」

(*この企画内の新興宗教は、主に「カルト」や「新興宗教を偽装したカルト」を指す)

※女性セブン2023年1月5・12日号

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