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実家の相続、鉄則は「決して兄弟で共有名義にしないこと」 10年以上揉めたケースも

兄弟がいても決して「共有名義」にはしない

 家族会議で将来的に相続すると決めたら、実家の名義を誰のものにするかも話し合っておきたい。

 兄弟がいる場合、避けたいのが「共有名義」にすることだ。牧野氏が解説する。

「共有名義にすると不動産の権利を分け合うので、所有者全員の合意がないと売却できなくなります。実家を共有した兄弟が親の死後に揉めるケースは非常に多く、私が知るなかでは、双方が意見をすり合わせるだけで10年以上かかった家庭もある。家族会議の段階で共有名義にしないことを決め、実家を誰が所有するかまで詰めておくと後のトラブルを避けられます」

 売買を即決できるようにするためにも、実家の所有者は1人にすることが鉄則だ。

※週刊ポスト2023年1月27日号

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