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2024年の新NISA開始前に「現行NISA」を始めるメリット 使える非課税枠が増加

現行NISAと新NISAの制度比較

現行NISAと新NISAの制度比較

いまのうちに動き出しておかないとすぐ来年に

 新NISAのスタートは2024年だが、専門家は、それを待たずにいますぐ、現行のつみたてNISA口座を開設すべきだと主張する。

「今年中に現行NISAに投資していれば、その分は最長5年または20年で非課税の運用をしつつ、それとは別に、最大1800万円までの新NISAを使うことができます。現行のつみたてNISA・一般NISAは、新NISAが始まってからは新規で投資することはできません。1800万円という大きな非課税枠が予定されているので無理をして急ぐ必要はありませんが、今年中に始めておくことで、使える非課税枠が増えます」(風呂内さん)

 現行NISAを始めておくと、2024年の新NISA口座は自動的に開設される見込みだ。ただ、まだ証券口座を持っていない場合、つみたてNISA口座の開設には1週間ほどかかるうえ、手続き後に218本もの商品の中から選んで買い付けなければ、運用はできない。事実、口座開設の途中でめんどうになってあきらめたり、口座を開設しただけで“空っぽ”のまま放置している人も少なくない。いまのうちに動き出しておかないと、あっという間に来年になってしまう。

『ほったらかし投資術』著者で経済評論家の山崎元さんが言う。

「つみたてNISAを始めるタイミングは、円安も物価高も関係ない。投資を始めるタイミングのよしあしは専門家でも断言できませんが、つみたてNISAのように長期で保有するものは、始めるのが早ければ早いほど有利。来年の新NISAまで待たずに、すぐに始めるべきです」

※女性セブン2023年2月9日号

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