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ビジネス

田久保眞紀・伊東市長の“学歴詐称”問題をオバ記者が一刀両断 「代理人」「法的手段」の言葉が出た瞬間の不信感、「気の毒なのは伊東市の職員では?」

“学歴詐称”問題について会見を開いた田久保眞紀・伊東市長(時事通信フォト)

“学歴詐称”問題について会見を開いた田久保眞紀・伊東市長(時事通信フォト)

 これまで何度も報じられてきた、政治家の経歴詐称疑惑。女性セブンの名物ライター“オバ記者”こと野原広子氏が、昨今、注目を集めている静岡県伊東市の田久保眞紀市長の“学歴詐称”問題について、思うところをつづる。

「代理人弁護士に任せている」の違和感

 この猛暑をさらに暑苦しくする話題。言うまでもない、静岡県伊東市の田久保眞紀市長(55才)の“学歴詐称”問題よ。

 彼女が市長に初当選したのは5月25日。就任以前は、同市の市議会議員を2期半ばまで務めていて、その前はカフェ経営やら何やら異色の経歴を持つ、同市初の女性市長として“時の人”だった。6月の市の広報誌には「平成4年 東洋大学法学部卒業」とある。前市長も前々市長も高卒だったというから、大卒の女性市長に期待を寄せた人も多かったんだよね、きっと。

 しかしながらそこに水を差したのが、6月初めに市議全員に届いた「東洋大学卒ってなんだ! 彼女は中退どころか、私は除籍であったと記憶している」という差出人のない怪文書なの。

 さぁ、それからよ。6月25日の市議会で取り上げられると、田久保市長は議長と副議長に卒業証書らしきものを見せたんだけど、それが「チラ見せ」で、コピーは取らせない。さらに議会で聞かれると、「(そうした追及は)極めて悪質で卑劣な行為であり、民主主義への挑戦だ。法的手段も考えている」と決めつけた。さらに、「この件に関してはすべて代理人弁護士に任せている」と言ったことから、第2幕の幕開け~。

 だけど、幕を開けるまでもないよね。多くの人は田久保市長が「代理人」とか「法的手段」と言った瞬間、「あ、コレ、大学は卒業していないな」と思ったんじゃない? だいたい学歴なんて出身校から卒業証明書を出してもらえば済む話。法律の出番じゃないっしょ。

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