閉じる ×
閉じるボタン
有料会員限定機能の「クリップ」で
お気に入りの記事を保存できます。
クリップした記事は「マイページ」に
一覧で表示されます。
マネーポストWEBプレミアムに
ご登録済みの方はこちら
小学館IDをお持ちでない方はこちら
森口亮「まるわかり市況分析」
有料会員限定鍵アイコン
有料会員限定

「期待先行の株価上昇なのか?」日経平均に続いてTOPIXも最高値更新するなかで「景気ウォッチャー指数」が示す先行きへの不安

TOPIXも最高値更新、株高が続く日本株市場に死角はないのか

TOPIXも最高値更新、株高が続く日本株市場に死角はないのか

 日経平均株価は10月末に史上最高値となる5万円に到達したが、12月4日には、日経平均以上に全体相場の状況を反映すると言われるTOPIX(東証株価指数)も史上最高値を更新している。一方で、足元の景気を示す指標を見ると、必ずしも楽観一色とは言い切れない面もあるという。個人投資家・投資系YouTuberの森口亮さんによる、シリーズ「まるわかり市況分析」。森口さんが「景気ウォッチャー調査」をもとに、景気と株価の動向について解説する。

 * * *
 12月4日、TOPIX(東証株価指数)が史上最高値を更新する場面がありました。日本企業の業績改善や新政権への期待が背景にあり、投資家からの資金流入が続いています。「いよいよ日本は本格的な景気回復局面では?」と感じる方も多いかもしれません。

 しかし、足元の景気を示す指標を見ると、必ずしも楽観一色とは言い切れません。今回は、現場の肌感覚を反映する「景気ウォッチャー調査」から、景気と株価の動向について見ていきます。

景気ウォッチャー調査とは?

 景気ウォッチャー調査は、飲食店・小売店の店員、タクシー運転手、企業経営者など「景気の変化を間近で感じる人」を対象に行うアンケート調査です。月次で発表され、速報性が高く、実際の景気の変化をいち早く掴める点から、市場参加者の注目度も高い指標です。

 この調査で特に重要なのが以下の2つのDI(Diffusion Index)です。

・現状判断DI:今の景気をどう見ているか
・先行き判断DI:2~3ヶ月先の景気見通し

 DIの基準値は50で、50を上回れば「景気が良い」、下回れば「悪い」と判断します。

次のページ:10月は先行きDIが強かったが…

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。