『やまと』元社長・小林久氏が、倒産の舞台裏を語る
資金繰り悪化、不渡り、金融機関の貸しはがし──「企業倒産」にそんなイメージを持つ人は少なくないはずだ。だが、昨今の倒産は従来とは違い、その理由や背景が多様化している。「令和型倒産」を体験した元経営者が実態を告白した。
1.5億円の赤字を2年で黒字化
「成功体験への“過信”が倒産に至る最も大きな理由だった」と語るのは、かつて山梨県で展開したスーパーチェーン「やまと」の元社長・小林久氏(63)だ。
「私が38歳で3代目を継いだ時、やまとは1.5億円の赤字でした。それを2年で黒字化させ、2008年には県内16店舗、年間売上高は64億円を達成するまで復活させました」
当時の改革は、徹底した「コストカット」がベースだったという。
