破産当時を振り返る(写真:イメージマート)
1890年(明治23年)創業の三重県伊勢市「エフリックス株式会社(旧・古川書店)」は、同市で書店事業や教科書販売、ネットカフェ、不動産賃事業などを広く展開。最盛期に年商20億円を誇る優良企業だったが、近年は経営難が続き、前社長が突然蒸発。跡を継いで代表となった前社長の息子・古川大策氏(36)は、起死回生策として2020年2月にフックカフェ事業に乗り出した。
オープン当初は賑わいを見せたブックカフェだったが、それも行き詰まる。その後、古川氏は「経営者」として事業再生・存続の道を探った。
「社名も変更しました。さらなる起死回生策として、もともと知識があった栄養学の知識を活かしてフィットネス用プロテインのネット通販なども始めました。でも結果的に頓挫。破産原因は、シンプルにキャッシュが尽きたからです。“お返しする現金”がなかったんです……」
倒産を告げた時の従業員の反応
同社は2024年11月、三重県津地裁で破産手続きの開始決定を受けた。ここで気になるのは、借入先金融機関の出方だ。 創業130年超の老舗企業の倒産――メインバンクはどう対応したのか。
