資産10億円のDAIBOUCHOU氏は現状をどう見るか(イラスト:イメージマート)
いつ下げ止まるのか。今年前半、AI・半導体ブームの代表格として急騰していた半導体メモリ大手のキオクシアホールディングス(以下、キオクシア)の株価が大きく売り込まれ、7月28日終値は、節目の5万円を大きく割り込んだ。7月中旬以降は、前日比1万円安のストップ安にも見舞われ、上場来高値の11万2700円をつけてからわずか1か月で半値以下まで急落している。
一時は時価総額でトヨタ自動車を抜いて日本一となり、AI・半導体ブームの象徴とも言えるキオクシアの暴落はなぜ起きたのか。個人投資家は、どのような戦略を取ればいいのか。
割安成長株への超分散投資で資産10億円を達成したDAIBOUCHOU氏。かつて自身も保有していたキオクシア株の見通しについてこう語る。
「5万円台まで急落したことで“今がチャンス”と逆張りした人も多いと思いますし、それで株価も一時は回復を見せたのでしょう。ただ、キオクシアは年初の株価が1万円ほどだったことを考えると、もっと下がってもおかしくないかなと思います。
これまでのキオクシアの高騰は、主力製品である半導体メモリの価格が非常に上がったことに起因しています。分かりやすく言うと、原価は変わらないのに製品の価格が倍になれば、値上がりした分は全部利益になりますよね。そのような形でキオクシアの利益は跳ね上がったため、利益から算出される予想PERは7~8倍くらいになっている。まだ割安だと判断する人もいるかもしれませんが、メモリ関連に関しては、PERだけで評価しないほうがいいと思います」(以下、「」内はDAIBOUCHOU氏のコメント)
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最近はキオクシアに限らず、米国のマイクロン・テクノロジーやサンディスク、韓国のSKハイニックスやサムスンなど、半導体メモリの価格上昇によって大きく利益を伸ばしていた企業は軒並み株価を下げている。DAIBOUCHOU氏が続ける。
【PROFILE】
DAIBOUCHOU/1973年生まれ、東京都在住。各企業の財務諸表分析を中心とした、割安成長株への超分散投資を得意とする。2000年の会社員時代に200万円の元手から株式投資を始めて、約4年で「億り人」になる。その後、安定重視の中長期投資にシフトして、資産10億円を達成。著書に『バリュー投資の億り人が教える 新NISA「成長投資枠」で1億円: 10日で学ぶ10年10倍株の探し方』(東洋経済新報社)など。
Xアカウント:@DAIBOUCHO
