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FiscoNews

【注目トピックス 日本株】Jトラスト Research Memo(10):2026年12月期は普通配当ベースで増配予想。TOPIX銘柄入りが目標

*11:10JST Jトラスト Research Memo(10):2026年12月期は普通配当ベースで増配予想。TOPIX銘柄入りが目標
■株主還元策

Jトラスト<8508>は、株主への適正な利益還元と安定的な配当の維持を配当政策の基本方針としている。事業成長に伴い安定的な配当の実施・拡大を想定し、余剰資金が発生した場合は適宜自己株式取得等を通じて株主に還元する方針で、累進配当及び資本効率を意識した機動的な株主還元を目指している。

2025年12月期は、年間配当金は普通配当で前期比2.0円増配するとともに、第50期の記念配当1.0円を加えて合計17.0円とし、配当性向は28.5%であった。2026年12月期の年間配当金は、前期と同額の17.0円を予定するが、普通配当ベースでは1.0円の増配である。また、利益還元及び資本効率の向上を目的として、2025年11月に自己株式4,142,400株(自己株式を除く消却前の発行済株式総数の3.10%)を消却した。さらに、2026年8月7日には、株式総数250万株、総額20億円(自己株式を除く発行済株式総数の1.88%)を上限とする自己株式取得を決定し、同月13日には、市場環境等を踏まえ、取得上限を625万株、総額50億円(同4.70%)へ拡大した。8月31日時点で314万500株、約26.4億円を取得している。

株主優待制度については、2026年12月期についても6月末を基準に100株以上保有の株主を対象に美容クリニックなどで使用可能な4種類の施術優待券を贈呈する。また、500株以上保有の株主を対象に東京宝塚劇場及び宝塚大劇場(兵庫県宝塚市)への招待企画を用意している。2026年6月末時点で500株以上保有の株主に応募申込書を送付予定で、2万株以上保有の株主にはペアチケット、1万株以上2万株未満保有の株主にはチケット1枚を、抽選を経ることなく贈呈する。なお、これらのチケットは座席グレード「S席」以上が保証されている。さらに、2026年9月2日現在の同社株主名簿に記載または記録されている、同社株式を100株以上保有する株主を対象に特別株主優待を実施し、デジタルギフト(R)最大10,000円相当を贈呈する予定だ。投資家に好評であれば、今後も継続する意向である。また、IR活動の強化を目的として、2025年12月期も個人投資家向け説明会を全国各地で開催したほか、海外IR(機関投資家との面談)にも注力する。こうした積極的なIR活動は、同社が業績の回復を見込んでいることを示すものと弊社では評価している。

同社では従来からESG(環境・社会・ガバナンス)に関する活動に積極的に取り組むとともに、充実した情報開示に努めている。その結果、2025年6月には、ESG投資のための代表的な株価指数で、ロンドン証券取引所グループ傘下のFTSE Russellが提供する国内株式を対象にしたESG指数「FTSE Blossom Japan Sector Relative Index」の構成銘柄に初選定された。また、日本取引所グループ<8697>では、TOPIXの第2段階の見直しとして、全市場区分(プライム市場・スタンダード市場・グロース市場)を対象に、流動性を重視して銘柄の定期入れ替えを実施する計画だ。同社は、2026年秋のTOPIX入りを目指し、次期TOPIXの選定基準をクリアするため浮動株時価総額の引き上げを図る。

同社の営業利益と株価の相関を見ると、2013年3月期の営業利益120億円に対して、2013年5月13日の株価は4,560円とTOB以降の最高値を付けた。一方、2026年12月期の営業利益は116億円の予想に対して、2026年8月14日時点の株価は895円にとどまっており、足元の割安感が強いと言える。業績予想達成の確度が高まるにつれて、株価が上昇に向かう可能性が強いと考えられる。

業績の改善・拡大を目指すとともに、株主重視の経営姿勢を弊社では評価している。同社は2022年4月の東京証券取引所の再編においてスタンダード市場を選択したが、Group Lease PCLらとの裁判に勝訴したことでレピュテーションリスクは解消されており、計画どおりに業績が改善すれば、プライム市場への昇格も視野に入ると弊社では見ている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希)

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