お金と時間の使い方は人それぞれだが…(イメージ)
東京ディズニーランドと東京ディズニーシーでは、2026年10月10日から、チケットに新たな高価格帯が追加され、大人の1デーパスポートの料金は、これまでの最大1万900円から1万2400円に値上げされる。小人料金(4~11歳)も上限が300円引き上げられ、最大5900円となる。
入園日によってチケット料金は変動し、待ち時間を短縮できる有料サービスもある現在。ここ数年続いている価格改定に複雑な思いをするファンも少なくないようだが、やはりテーマパークとしての根強い人気は変わらない。
アトラクションやパレード、グルメ、グッズ購入など楽しみ方は人それぞれだが、価格高騰の影響はどのように現れているのか。ディズニーランド・ディズニーシーに行って、同行者とお金や時間の使い方をめぐって、価値観の違いに悩まされる人も増えているようだ。
有料サービスに「別料金?」「高すぎて払えない」
都内の痩身系エステサロンで勤務する、エステティシャンの女性・Aさん(32歳)は、大阪出身。先日、大阪から来た地元の友人2人とともに東京ディズニーランドを訪れた。その際の出来事を、「今もモヤっとする」と振り返る。
「東京観光がしたいという地元の友人2人を連れて、ディズニーランドに行きました。私は待ち時間がとにかく嫌なタイプで、早くアトラクションに乗りたいんです。普段、東京の友人とパークインする時には、みんな『DPA』に課金して、時間短縮をするんですよ」(Aさん)
DPAとは、「ディズニー・プレミアアクセス(Disney Premier Access)」のこと。東京ディズニーランド、東京ディズニーシーで導入されている有料サービスで、対象アトラクションを指定した時間に短い待ち時間で利用できる。対象のパレードやショーを、指定の鑑賞席・エリアから楽しめるものもある。料金はパークチケットとは別に、アトラクションやショー1作品を体験するごとに発生する。
「私は何時間も並ぶよりも、1500~2000円払って時短する方が、メリットがあると思います。ただ、地元の友人2人は『は? 別料金?』『高すぎて払えない』と……。とはいえ、せっかく東京に遊びに来てくれたので、2人分のDPAも私が全額支払うことに。
3つのアトラクションに課金したので、私の分も含めて合計で1万5000円くらいは払ったと思います。正直、収入は私のほうが多いので、自分が負担することに対してはそこまで嫌な気持ちはありませんでした」(同前)
しかし、Aさんをモヤモヤさせたのは、その後の友人たちの反応だった。
「DPAの課金に対しては『うちら詳しくないから分からない』、『マジ? ありがとねー』程度で終わってしまった。短くなった待ち時間には、それぞれスマホをいじって好きなことをしているし、払ってもらって当然のような空気でした。
さすがに帰りの夕飯は少し多めに払ってくれるかな、と期待したのですが、むしろ逆だった(笑)。私はお酒が飲めないのですが、友人2人はジョッキを何杯も注文し、最終的には割り勘。そのうえ、『都会で暮らしてるんやから、おごってくれる人とかおらんの?』と言われました。30歳を過ぎても、中学校時代の地元ノリのままで、さすがに疲労困憊しました」(同前)
