株式市場ではAIから非AIへのセクターローテーションが進んでいるという(Getty Images)
日経平均株価は10月第2週に入ってようやく7万円台を回復したものの、翌週は一時6万7000円台まで下落、さらに15日は前日比で一時3600円以上値下がりして6万4000円台まで急落するなど、上値の重い展開が続いている。ただ、それでも「日経平均株価は年内に史上最高値更新の可能性がある」と予測するのは、資産10億円超の兼業投資家・株億太郎さんだ。
AI・半導体から“非AI”へとセクターローテーションが進む
株億さんは株式市場の現状と先行きをこう分析する。
「『貯蓄から投資へ』の流れは進み、新NISAで投資家の裾野が広がるなか、今年前半の相場の主役だったAI・半導体関連から、年後半はそれ以外の“非AI”へとセクターローテーションが進んでいます。株式市場に新規流入するマネーが多く、幅広い銘柄に買いが広がることで今年6月22日につけた7万2831円73銭の史上最高値を更新する可能性は高いでしょう」
ただし、それはいつまでも続くものではないと株億さんは警戒を強める。
いよいよ黄色信号が点滅か
「ウクライナにガザ地区、イランと混迷が続く世界情勢は解決も見通せず、緩やかに悪化する気配です。今年11月に控える米国の中間選挙でトランプ政権を支える共和党が勝っても負けても、大きくは変わらないでしょう。
米国をはじめ世界的な財政赤字への懸念から金利上昇も重くのしかかっています。特に米国の財政赤字は深刻で、政府の債務上限を引き上げる措置などで延命を図るほど国債の利払い負担は膨らむ一方です。日本も消費減税の財源問題で金利上昇は避けようがなく、金利上昇はインフレにブレーキをかけられる一方、株式市場にとっては大きなマイナスにつながるでしょう。
そうしたマイナス材料があっても、株式市場ではAI半導体関連をはじめ好調な企業業績を背景にどうにか買いが続いてきたわけですが、いよいよ黄色信号が点滅していると言えるでしょう」(以下、「」内コメントは株億さん)
この先、特に気をつけたいのが「金利上昇」と「円安」だと株億さんは指摘する。
