目下ブームのスクイーズだが、“意外な弱点”も
パン、ケーキ、果物など、本物そっくりの見た目をしたおもちゃを指でぎゅっと握ると、むにゅむにゅっとした感覚とともにつぶれ、ゆっくりと元の形に戻っていく。そんな独特の触感を楽しむ「スクイーズ」が、再び人気を集めている。
「メロジョイ」など入手困難なブランド商品も
スクイーズとは低反発素材などを使った柔らかいおもちゃ。パンやスイーツを模したものが多く、本物と見間違えそうなほど精巧な商品もある。2010年代に小中学生の女子を中心にブームとなった後、今になって再びブームが訪れている。今回目立つのは、子どもだけでなく10代や大人にも人気が広がっていることだ。SNSには、商品を握る動画や新作を紹介する投稿が数多く登場している。
なかでも話題なのが、中国発のブランド「メロジョイ」だ。ふわふわ、もちもちとした触感と食品そっくりのリアルな造形が特徴で、新商品が発売されるたびに注目を集めている。
小学生の娘を持つYさん(40代/女性)が、入手に奔走する生活を明かす。
「YouTuberがよく紹介しているためか、娘がその影響でメロジョイを欲しがっているのですが、いまだに手に入れられません。公式サイトはいつも売り切れ。たまにカートに入れるところまでは行けるのですが、決済まで進めている間に売り切れになってしまうんですよね。ポップアップショップに行こうとも思いましたが、ものすごく混んでいると聞いて断念。クリスマスプレゼントまでには手に入れたいのですが……」
かつてのブームを知る世代にとっては懐かしく、初めて触れる世代にとっては新鮮。しかもSNSで動画を見ているうちに、実際に握ってみたくなる。スクイーズの人気は、こうした複数の要素が重なって広がっているようだ。
もっとも、食品そっくりの見た目と独特の触感は、思わぬトラブルを招くこともある。海外では重度火傷や有毒物質の検出事例も報告されている。だが、そこまで深刻なケースに至らない小さなトラブルは、日本でも枚挙にいとまがない。子どもたちを夢中にさせる玩具の周辺で起きている、ちょっと困った出来事を見ていきたい。
