住まい・不動産

【超高層マンションが灼熱地獄に】温暖化の影響で住宅の“南向き信仰”に変化 真夏はエアコンフル稼働でも涼しくならず、北向きマンションに買い替える人も

熱は、夏の場合73%が窓から流入。窓の断熱性能を高めることで、冷房機器の効率もよくなり節電にも一役

熱は、夏の場合73%が窓から流入。窓の断熱性能を高めることで、冷房機器の効率もよくなり節電にも一役

エアコンフル稼働でも涼しくならない

 こうした状況は10年ぐらい前からあったというが、真夏の最高気温が40℃を超えるようになったここ数年で、灼熱の度合いがますます高まっている。

「南向きの超高層マンションの住人に話を聞くと、猛暑の夏は早朝からリビングの室温は30℃超え。エアコンをフル稼働させても涼しくならず。

 いまは遮光断熱タイプのカーテンがあるので、それを閉めれば日光を遮るものの、ちょっとした隙間から光が入ってくるので、ガムテープで目張りまで行う。そうなると部屋の中は昼間でも真っ暗。それでも熱が入ってくるよりはましという深刻な状態です」

 その結果、超高層マンションで南向きの暑さを経験した人は、次の買い替えでは北向きの部屋を選ぶ傾向が出てきているという。

「北向きは暗いイメージがありますが、最近は窓も大きくそれほど暗くはありません。明るさを求めるなら、午前中に日差しがある東向きもおすすめです」

次のページ:急速に増えているZEH住宅

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。