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萩生田光一・政調会長が政治資金パーティーで「電気代が暴騰してる今、経産大臣じゃなくて良かった」発言の無責任

萩生田光一・自民党政調会長の発言の真意は?(時事通信フォト)

萩生田光一・自民党政調会長の発言の真意は?(時事通信フォト)

 岸田政権が総務省の放送法文書問題の泥沼にはまっているのを横目に、自民党最大派閥の安倍派では水面下の跡目争いが激化している。派の結束を保つには、安倍晋三・元首相の死後、空席のままになっている会長を決め、新体制を構築するのは急務だろう。その「最大派閥の会長」という権力の座に意欲を隠さないのが萩生田光一・自民党政調会長だ。

「安倍元首相の一周忌(7月8日)をめどにしかるべきリーダーを立てたい」と後継会長選びの期限を明示して「私で役立つことがあると皆さんが言ってくれるのであれば、どういう立場でも頑張る」と事実上の出馬を宣言。2月24日には盛大な政治資金パーティーを開いて“軍資金”を集めるなど“安倍の後継者はオレだ”とアピールしまくっている。

 萩生田氏がとくにライバル視しているのが、自分と並ぶ有力候補の西村康稔・経産相だ。2人は当選同期で、どちらも安倍内閣の官房副長官を経て、大臣を2回経験するなど政治キャリアはほぼ同じ。昨年8月の内閣改造では、経産相だった萩生田氏が旧統一教会(世界平和統一家庭連合)との関係を批判されて政調会長に横滑りすると、西村氏が後任の経産相に就任したという因縁がある。2人にとっては、安倍派の跡目争いに勝つか負けるかで今後の政治家人生は明暗を分けることになる。

 萩生田氏が地元・東京都八王子市内のホテルで開いた前述の政治資金パーティーは1000人あまりの支持者が詰めかけ、まるで安倍派会長選びの“出陣式”の様相だった。そんな中、萩生田氏はパーティー冒頭の挨拶で政策について語る場面で、次のように話したのだ。ちょうど電力各社が政府に4月からの電力料金大幅値上げを申請したばかりだった。

「今、円安で日本経済すごく喘いでます。そしてエネルギーが暴騰して、『これ電気代どうなっちゃうんですかね? 経産大臣じゃなくて良かったな』と毎日思いながらですね、電気代の暴騰に本当に心を痛めてます。

 私の(経産相)時代に補助制度を作っておきましたので、これがしばらくはワークするんですけれど、各電力会社はその電力料金、基本料金の値上げを申請してきました。したがってさらに上がることになるんです。なんとかならないのかと皆さんに言われますが、資源のない日本が海外からの石油やガスを燃やして電気を産んでる以上、この問題を解決はできません」

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