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【ドル円週間見通し】伸び悩みか 米金融政策のスタンスにも注目

・4月10日-14日週に発表される主要経済指標の見通しについては、以下の通り。

○(日)2月経常収支 10日(月)午前8時50分発表予定
・予想は、+25146億円
 1月の第一次所得収支の黒字幅は2兆円を超えたが、貿易赤字の急増によって経常収支は過去最大の赤字を記録。2月については、第一次所得収支の黒字額は高水準を維持し、貿易赤字幅は大幅に縮小することから、経常収支は大幅な黒字となる見込み。

○(中)3月CPI 11日(火)午前10時30分発表予定
・予想は、前年比+1.0%
 参考となる2月実績は前年比+1.0%にとどまった。春節連休後の需要減退が要因。2月については食品価格の上昇率は鈍化していること、需要の大幅増加は確認されていないことから、低い伸びにとどまる見込み。

○(米)3月CPI 12日(水)午後9時30分発表予定
・予想は、前年比+5.6%
 参考となる2月実績は前年比+5.5%。サービス価格や住居費は高い上昇率を維持している。3月については、住居費の上昇率は高止まりが予想されているが、財の物価上昇率は鈍化が見込まれており、コアインフレ率は2月実績と同水準となる可能性がある。

○(米)3月小売売上高 14日(金)午後9時30分発表予定
・予想は、前月比-0.4%
 参考となる2月実績は前月比-0.4%。自動車・同部品の売上高が主に減少。3月については、自動車・同部品の売上増は期待できないこと、フードサービスの売上高は横ばいとなる可能性があることから、引き続き前月比マイナスとなる可能性がある。

○その他の主な経済指標の発表予定
・11日(火):(欧)ユーロ圏2月小売売上高
・12日(水):(日)2月コア機械受注、(加)カナダ中銀政策金利発表
・13日(木):(中)3月貿易収支、(豪)3月失業率、(米)3月生産者物価コア指数
・14日(金):(米)3月鉱工業生産、(米)4月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値

【予想レンジ】
・129円50銭-133円50銭

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