キャリア

空手有段者のタクシー運転手「酔って暴れた客を制御してケガさせたら…」 どこまでが正当防衛か

 法は急迫で違法な攻撃に対し、逃げることを要求しません。加えて正当防衛が問題になれば警察や検察が、その不成立を立証する必要があります。そこで量的・質的過剰にならないよう冷静に反撃すればよい、ということになります。

 とはいえ、車載ビデオなどで明白な場合を別にして理解を得るためには、時間と労力を要します。また、何事も命あっての物種です。私は逃げることをお勧めします。

【プロフィール】
竹下正己(たけした・まさみ)/1946年大阪生まれ。東京大学法学部卒業。1971年弁護士登録。

※週刊ポスト2023年4月28日号

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。