家計

光熱費節約のために必要なのは「出費の仕組み」を知ること 電力・ガス・水道の「消費割合」に注目

家電製品の1日の電力消費割合(夏季)

家電製品の1日の電力消費割合(夏季)

古い家電は買い替えたほうが節約に

 電気代を節約するにはどうすればよいのか? 東京電力エナジーパートナーに話を聞いた。

「私の会社は、お客さまに電気を売るだけでなく、上手に使っていただく取り組みを進めていますので、省エネや節電の情報発信はとても大事なテーマだと思っています」

 そう話すのは、“家電王”こと東京電力エナジーパートナーの中村剛さん(55才)。

「別掲グラフのように、家庭での電力消費で大きな割合を占めるのはエアコンと冷蔵庫です。冷蔵庫の省エネ性能が高くなった理由は、外側を真空断熱材で覆って冷たい空気を逃さないつくりにして、断熱性能を高めたからです。

 昨年、エアコンは省エネ性能の目標基準が15年ぶりに改正され、2027年度、2029年度までに最大で約3割高い省エネ性能を達成するよう義務づけられました。ですから、今後さらなる向上が期待されます」(中村さん・以下同)

 もちろん、機能面でもより早く暖房・冷房ができるよう進化している。

「最近は省エネ性能がグンと上がっているので、たとえば10年ぶりに新しい家電を買えば10年分の技術進歩があり、そのぶん、電気代も節約できるようになっています。古い家電を使っている場合は、長い目で見れば、買い替える方が節約になるのです」

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