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年収85億円・大谷翔平の自立心を育んだマネー教育 「自分の生活は自分で働いたお金で」と家族は“大谷マネー”に手を付けず

大谷家では「お金との付き合い方」をどう教えていたのか(写真/共同通信社)

大谷家では「お金との付き合い方」をどう教えていたのか(写真/共同通信社)

 スーパースターに成長した青年の言動に、世界中のファンが注目している。インタビューに応えれば冷静沈着に言葉を選び、巨額の収入を得ていながら豪遊している様子もない。大谷翔平(28才)のマインドはいかにして育まれたのか──。

 にこやかにほほ笑む黒髪の女性に、ひとりの少年が顔を寄せる親子写真がある。あどけなさと凜々しさを併せ持った男の子は、当時4才の大谷翔平。女性は母・加代子さんで、写真に記された日付から24年前の5月14日に撮影された写真だとわかる。

 米国時間の5月14日、母の日に合わせて米大リーグの公式インスタグラムがこの写真を投稿。SNS上で瞬く間に拡散され、世界中のファンが《のちのスーパースター》などと反応した。

 投手と打者の「二刀流」で大リーグ記録を次々に塗り替え、唯一無二のスタープレーヤーに成長した大谷は、メディアでのインタビューや日常の言動も注目される。

「彼の受け答えや態度はいつも完璧で、言葉選びに“失敗”がありません。彼の人柄のよさにチームメートもファンも魅了されている。まだ20代なのに達観した印象もあり、“聖人”と評する現地記者もいるほどです」(スポーツ紙記者)

 称賛の声があがる人間性を育んだのは、まぎれもなく彼の母であり家族だった。

 大谷が今年1年間で稼ぐ金額はメジャートップクラスで、日本円にして85億円をゆうに超えるといわれている。今シーズンの年俸約40億円(3000万ドル)に加え、大手企業17社とスポンサー契約を結ぶ。

「契約料はどれも破格で、『バンテリンコーワ』が約8億円、コーセーの『雪肌精』が10億円、今年から契約したニューバランスは40億円ともいわれています」(広告代理店関係者)

 トップアスリートを持つ家族のなかには、大金に振り回され結果的に生活のバランスを崩してしまうケースもある。しかし、大谷家にその心配は無用。そればかりか、家族の“大谷マネー”との向き合い方が、彼の泰然自若の人間性を育んだようだ。

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