吉田みく「誰にだって言い分があります」

保管か処分か…悩ましい「家庭のマスク在庫問題」 雑巾がわりや油吸い取り紙に活用するアイデアも

 掃除だけでなく、調理の際、フライパンに余った油を吸い取るときに使ったりもするそうだ。こうした「生活の知恵」はネットで知ったという。チエコさんも不織布マスクのストックに悩まされている一人だったが、活用を意識することで考え方が変わっていったそうだ。

「過剰なストックは反省すべきだとは思いますが、活用方法を考えるきっかけになったことは良かったです。1箱分のストックだけ残し、あとは掃除に使っていこうと思います」(同前)

 マスク着用が緩和され、新型コロナ感染症が5類へ移行されたことによって、かつては「必需品」だった不織布マスクに対する価値観も多様化している。大量の在庫が自宅の限られたスペースを圧迫しているなら、必要とするところに寄付するなども選択肢だが、手元で無駄にしない活用法を考えるのもありかもしれない。

【プロフィール】
吉田みく(よしだ・みく)/埼玉県生まれ。大学では貧困や福祉などの社会問題を学び、現在はフリーライターとして人間関係に独自の視点で切り込んでいる。マネーポストWEBにてコラム「誰にだって言い分があります」を連載中。趣味はドライブをしながら道の駅を巡ること。

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