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【新NISA攻略法】いま課税口座で保有している銘柄は新NISA口座で買い直したほうが得なのか?

新NISAスタートで、課税口座で保有している銘柄の扱いをどうするか(写真:イメージマート)

新NISAスタートで、課税口座で保有している銘柄の扱いをどうするか(写真:イメージマート)

 2024年にスタートする新NISA(少額投資非課税制度)。投資枠が広がるため、現在課税口座で保有している株や投資信託を、新NISA口座で保有したいと考える人も多いだろう。『世界一楽しい!会社四季報の読み方』などの著書がある個人投資家で株式投資講師・藤川里絵さんが解説するシリーズ「さあ、投資を始めよう!」。第48回は、「保有銘柄を新NISA口座に移すかどうか」について。

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 新NISAスタートまで、残り半年ちょっとに迫ってきました。新NISAでは投資枠が広がるため、今保有している株や投信を売却して、新NISA口座へ移したほうがいいかどうか、迷っている人も多いのではないでしょうか?

新NISAでは年間の投資枠が一気に広がる

 軽くおさらいしますと、新NISAでは、従来のつみたてNISA枠が年間120万円、あらたに成長投資枠として年間240万円で合計年間360万円使えることになります。生涯投資枠は1800万円と決められているため、年間360万円をスタート年度から使用すると5年で枠が埋まります。

 投資した商品は、無期限で保有できるため、複利効果を最大にするなら、なるべく早く枠を埋めたほうがよいことになります。となれば、枠を埋めるために、すでに保有している株や投資信託を売却して、新NISAで買い直したほうがよいのでしょうか。手間やら税金やらを考えるとめんどくさい気もしますが、実際どうなるか試算してみましょう。

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