キャリア

定年後の働き方のモットーは“はげあたま” 「元気だから働くのではなく、働くことで元気になる」

「生涯現役」を目指して働き続けるシニア世代は少なくない

「生涯現役」を目指して働き続けるシニア世代は少なくない

 現在も多くの企業で採用されている「60才定年制」。しかし平均寿命が延びたいま、特に女性はその年齢を超えても働き続けたいと考える人が大多数だ。

 実際、キャリアデザインセンターが運営する転職サイト「女の転職type」のアンケートでは、回答者(女性749名)の約8割が「一生涯を含む60才以上も働きたい」と答えている。

 令和5年版高齢社会白書を見ても、2012年時点では57.7%だった60~64才の就業率は2022年には73%になった。『ほんとうの定年後「小さな仕事」が日本社会を救う』の著者で、リクルートワークス研究所のアナリスト・坂本貴志さんが指摘する。

「少子高齢化で労働人口が減り続けるなか、60才を超えても仕事は見つけやすくなりました。とはいえ、この世代は持ち家で子供が独立している人も多く、無理をしてフルタイムで働く必要はありません。

 つまり、60代からは心身に負担がかからず、かつやりたい仕事を選ぶことができる可能性が現役時代より高まるのです。そうした『天職』を見つけられれば、幸福感を得ながら定年後の家計をサポートできます」

 60才を過ぎたらどう働けばいいのか──。

シニアは働くことで元気になる

「当社のモットーは“はげあたま”。『はたらいて』『げんきになろう』『あかるく』『たのしく』『まえむきに』の頭文字です」

 笑顔でそう語るのは、「高齢社」代表の村関不三夫さん。定年後の男女を対象にした人材派遣業を行う村関さんは、その世代に見合った働き方を提言する。

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