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吉田みく「誰にだって言い分があります」

赤ちゃん物価の上昇が家計を直撃 「紙おむつも粉ミルクも高すぎる!」育児ママたちの悲鳴

「離乳食を作るのが苦手なのでベビーフードを使いたいのですが、1食分で150円ほどします。まとめて買えば安くなりますが、『子供が食べなかったらどうしよう』『賞味期限切れで無駄にしてしまったら……』などと考えてしまい、手が出せません。夫は『使えばいいのに』と言いますが、昨年から少しずつ値上がりしていることもあり、専業主婦の身としては贅沢品です」

 ユウカさんもミカコさん同様、子育てが落ち着いたら働きに出たいそうだ。

 そもそも育児にはお金がかかるうえ、前述した「赤ちゃん物価指数」に見られるように、紙おむつや粉ミルク、ベビーフードなどの値上げが積み重なれば、子育て世帯への影響はかなり大きくなる。共働き世帯が増えてきてはいるものの、子供が小さいうちはなかなか働きに行くことが難しかったり、育休中は収入が減少するなどの背景もある。この間の物価高を受けて、低所得の子育て世帯に向けた現金給付など支援策が始まっているが、あらゆる物価が上がっている現状では焼け石に水状態かもしれない。

【プロフィール】
吉田みく(よしだ・みく)/埼玉県生まれ。大学では貧困や福祉などの社会問題を学び、現在はフリーライターとして人間関係に独自の視点で切り込んでいる。マネーポストWEBにてコラム「誰にだって言い分があります」を連載中。趣味はドライブをしながら道の駅を巡ること。

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