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家計

「割引」「半額」を狙う“お得ハンター”は結局損をする? 重要なのは「定価でも買うのか」という判断基準

割引商品ばかりを狙う買い物には落とし穴も(イメージ)

割引商品ばかりを狙う買い物には落とし穴も(イメージ)

 一生懸命、節約を実践しているのに、なかなかお金が貯まらない──。そんな人は、そもそも節約のやり方を間違っているのかもしれない。買い物時には「少しでも安く」「無料だとお得」と考えがちだかが、そこには落とし穴もある。

 たとえば「割引」「半額」「クーポン」といった言葉をチェックする“お得ハンター”。だが結局損をすることが多い。節約アドバイザーでファイナンシャルプランナーの丸山晴美さんが言う。

「半額シールが貼ってあるから、あと○円分買えばクーポンが使えるからといって必要のないものまで買ってしまう人は多い。飛びつかずにもし定価だとしても買うかどうかを考えるようにしてほしい」

 家計再生コンサルタントの横山光昭さんは、“無料の罠”はさらにやっかいだと話す。

「保険の無料相談窓口に行った流れで契約してしまったり、アンケートに答えれば洗剤をプレゼントしますといったキャンペーンからしつこく勧誘されて商品を買わざるを得なくなったり、“初月無料”のサブスクの解約を忘れてズルズルと月額料金を支払うことになったりと、タダより高いものはありません」

「いまだけ初回無料」といったタイムセールや送料無料キャンペーンはその典型だ。マネーコンサルタントの頼藤太希さんはこう語る。

「特に、夜開催のキャンペーンには要注意。ネットショッピングのセールが夜に開かれることが多いのは、人は夜間に判断力が鈍りやすく、また夜はお酒を飲んで気が大きくなっている人も多いからです。

 買い物かごに入れてもその場で決済はせず、いったん翌朝まで置いてから、本当に欲しいか吟味しましょう」

 正しい節約のためには、出費の際に冷静になることが何より大切だ。

※女性セブン2023年8月31日号


>【実践例】節約がうまくいく「買い物メモ」のつくり方

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