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【祝!ファミコン40周年】今では考えられない1980年代の小学生たちの「カセット選び」あるある

ファミコン40周年キャンペーンサイト

ファミコン40周年キャンペーンサイト(任天堂ホームページより)

本体は持っていないけどカセットは持っている

 まだテレビゲームが一般的ではなかった1980年代、ゲーム機の“本体とカセット”、つまり“ハードとソフト”という概念がわからず、子供にカセットだけを買い与えた親もいた。埼玉県に住む自営業・Bさん(40代男性)は、自身の親についてこう話す。

「うちの親は厳しく、『ゲームをしすぎると勉強しなくなる』と言って、なかなかファミコンを買ってもらえなかったんです。でも、小学4年生のときの誕生日に、なぜか『よしファミコンを買ってあげよう』ということになったんです。

 そして、いざ父がプレゼントして買ってきてくれたんですが、本体はなくカセットだけだったんです。父はカセットだけで遊べると思っていたようで……。『カセットだけでは遊べないよ!』と訴えても『そうなのか。でも、本体は高いからまた今度だな』って、本体は買ってくれませんでした」(Bさん)

 ファミコン本体の発売当初の価格は1万4800円。カセットの価格は、3000円台後半から5000円弱程度。本体とカセット1本で2万円近くの価格となり、当時の子供向けおもちゃとしては決して安いものではなかった。

「初めてカセットを買ってもらったのは『スパルタンX』でしたが、本体を買ってもらうまで1年くらいはあったと思います(笑)。その間は友達の家に自分のカセットを持っていって遊んだし、ありがたいことに本体を貸してくれた友達もいました。私のように、本体を持っていないけどカセットだけを持っている友達は何人かいましたよ」(Bさん)

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