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「え、捨てちゃダメだったの?」使い捨ておしぼり、包装紙など“残しておきたいモノ”の家族のこだわり

自分にとっては「不要品」でも、誰かにとっては「大事」なものかも…(イメージ)

自分にとっては「不要品」でも、誰かにとっては「大事」なものかも…(イメージ)

 自分にとっては大切なものなのに、理解しない家族から勝手に捨てられてしまった──そんな経験はないだろうか。希少価値があるものなら当然捨てられるダメージは大きいが、明らかにそれほど価値はないような消耗品であっても、人によっては「捨てないでほしい」というケースもある。具体的にどんなものがあるのか、リアルケースを見てみよう。

 都内に住む会社員・Aさん(40代男性)は、ファストフードでハンバーガーセットをテイクアウトした際、飲み終わったドリンクのプラカップを捨てたら、妻(30代)にひどく怒られたという。

「結婚したばかりの頃の話です。飲み終わったドリンクのカップを捨てたら、妻が『なんで捨てちゃうの!』っていきなり大声を出したんです。聞いたら、妻はファストフードやコーヒーショップのプラカップを“コップ”として普段使いしていると言うんです。自分で作った麦茶を飲むのもプラカップだし、歯磨き口をゆすぐために使うコップもプラカップ。通常のコップは買ったことがなかったそうです」(Aさん)

 プラカップをリユースする妻に“カルチャーショック”を受けたAさんだったが、今となってはプラカップを活用している。

「プラカップはガラスのコップのように割れることもないので、雑に使えるというのがいいですね。劣化してきたらそのまま捨てられる。さらには、土を入れてミニ家庭菜園の植木鉢にもなる。今では僕もすっかり活用しています」(Aさん)

グリーン車でもらえるおしぼり

 家にあった使い捨てのおしぼりを使ったら夫に怒られたというのは、神奈川県に住む自営業・Bさん(30代)だ。

「テーブルが汚れていたので、そばにあった、どこかで貰ったと思しきおしぼりで拭いていたんです。そうしたら、夫に『もったいないことをするな!』と喧嘩になってしまいました。どうやら、そのおしぼりは普通のものではなく、新幹線のグリーン車に乗るともらえるもの。たしかに、分厚くて高級そうだなあとは思いましたが、私にとっては所詮使い捨てのおしぼり。『まあいっか』という感じで使ってしまいました。

 でも、夫にしてみれば、たまにしか乗らないグリーン車でもらったおしぼりで、“ここぞという時”に使いたかったらしいんです。何が“ここぞという時”なのかはよくわかりませんが、少なくともテーブルを拭くために使うのは許せなかったようです」(Bさん)

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