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「物足りない?いえいえ私にはちょうどいい」 愛飲者の声から探る「ミニサイズ缶ビール」のニーズ

通年販売されるようになった「アサヒ生ビール」の250ml缶

通年販売されるようになった「アサヒ生ビール」の250ml缶

飲みきれない心配がない

 IT企業勤務の20代・男性Bさんは、ビールは好きなものの、あまりお酒に強くない。ミニサイズのビールが最適だという。

「ビールが好きだというと、じゃぶじゃぶ飲める人みたいに思われるんですが、僕の場合強くはない。

 ノンアルコールビールや低アルコールのビールよりは本物のビールを楽しみたい気持ちが強いので、これまでは350ml缶を買っていました。でも、350ml缶だと最後まで飲みきれなくて、残してしまうこともしょっちゅう。ビールって炭酸なので、残したものはもう捨てるしかなく、もったいなかったんですよね。その点、ミニサイズは残す心配がなく、ちょうどいい量なので重宝しています」(Bさん)

酔わない程度に少しだけ飲みたい

 メーカーに勤務する40代男性・Cさんは仕事の日は135mlか250mlの缶ビールを飲むことが多いという。

「お風呂から上がった後、寝る前など、少しだけ飲むのにちょうどいい。翌日のことを考えて、酔わない程度に飲みたいので、ミニサイズの缶ビールを活用しています」

 Cさんは酒量が減った70代の父親と一緒に、ビールをいろいろなもので割って楽しむこともあるという。

「ジンジャエールやトマトジュースで割って飲むこともあります。父は先日、ミニサイズのビールにノンアルコールビールを割ってかさ増しして、喜んでいました(笑)」(Cさん)

 小容量ならではのニーズがあり、各々がそれぞれのスタイルでお酒を楽しんでいる様子。ビールのサイズは小さくても、満足度が小さいわけではないようだ。(了)

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