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物流業界「2024年問題」対策で政府が検討する「置き配ポイント」は有効なのか 利用者たちの懸念と要望

置き配ポイントではなく再配達の有料化を

 メーカー勤務の50代男性・Bさんは、置き配ポイントよりも再配達の有料化を検討した方がいいのではと提案する。

「ポイント施策より再配達を有料化した方が、効果があると思います。再配達はありがたいサービスだけど、無料というのは見直すべき時期なのではないでしょうか。

 別業界ですが、銀行は振込手数料などを取るわけですから、再配達手数料は数百円かかってもおかしくないと思うんですよね。手数料を払いたくなければ、発送通知や荷物お届けのお知らせをもとに、事前に連絡を取って日時を調整すればいいんです」

 ポイントで置き配を推奨するよりも、もっと利用者を巻き込む視点が必要だという。

「最初の配達の段階で、家に配達か営業所で受け取るか選べるようにして、料金に差をつけるみたいな方法もアリだと思います。そのためにも、注文段階でどの配達業者か選べれば便利ですよね。自宅最寄りや職場近くの営業所に会社帰りに寄るという感覚が浸透すれば、業者が配達する総量も減らせるのではないでしょうか」(Bさん)

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