家計

健康にも脳トレにもつながる節約生活 「予算内献立を考えて頭をフル回転」「ビールが飲みたくなるたびにカロリーとコストを計算」

「旬の食材は栄養価が高く、なおかつ安く手に入るため、旬を取り入れたメニューにするだけで自然と健康と節約につながる」と、モコさん(本人提供)

「旬の食材は栄養価が高く、なおかつ安く手に入るため、旬を取り入れたメニューにするだけで自然と健康と節約につながる」と、モコさん(本人提供)

 またモコさんは、結婚3年で1000万円を貯めるため、買い物の回数を週1回と決めて実践したところ、目標も達成し、ダイエットにもつながったという。

「結婚前は何も考えずに買い物に行き、あれもこれもと買っていたお菓子を買う回数も激減。その分、節約でき、体重も増えなくなりました」

節約を考えることがすでに脳トレ

 交通費節約のために歩いたり、24時間営業のジムを活用する人たちもいる。ダイエットにもつながり、まさに一石二鳥だ。

「仕事からの帰り道に居酒屋があって、ふと、『ビールが飲みたいなあ』と思うときがあるんです。でもそんなとき、『家まで我慢したらビール代450円が節約できる。ビールジョッキ1杯で200kcalとして、それを消費するには1時間近いウオーキングが必要!』と思うと、飲む気が失せます』(51才・パート)

「以前、2か月ほど家賃節約のため、24時間営業のスポーツジムの会員になって、会社帰りにトレーニングをした後、ジムのシャワーで体を洗い、駐車場で車中泊して、朝、会社に行くという生活を続けていました。お金も貯められ、健康にはなったけど、ジムの人には迷惑かけたかな?(43才・パート)

 美容院につかうお金を節約するために、さまざまな工夫をしている人たちもいる。

「ヘアカットは年1回、1000円カットの美容院に行っています。ロングヘアにしているので、毛先を数cm切ってもらうだけなので、これで充分。毛染めはカラー専門のチェーン店に2か月半に1回行って、生え際は2週間に1回、自分で染めます。これで年間の美容院代が1万数千円に。

 老化で出てきた髪のうねりを生かし、ゴムで髪をねじって寝ると、翌朝パーマや巻き髪をしたようなカールヘアになるので、好みのプチプラヘアアクセサリーをつけて出かけるのですが、それがゴージャスに見えるようで、『すごい髪に手間をかけていそう』と、よく友人から言われます」(58才・パート)

「書籍やYouTubeでセルフカットを独学で学び、家族と自分の髪は自宅で私が切っています。凝った髪形はできませんが、回数を重ねたら技術が上がった気がします。おかげでわが家は美容院代ゼロ。頻繁に切ることができるから、毛先の傷みもなくなりました」(37才・会社員)

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