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【働く人たちの髪色問題】「制限すべき」か「自由でいい」か、看護師、介護士、美容部員らの本音と現場の実情

髪色の自由化も働き方改革の一環なのか?(イメージ)

髪色の自由化も働き方改革の一環なのか?(イメージ)

 勤務先の髪色を制限するルールに対して、ある看護師がSNS上に投稿した問題提起が話題になっている。それは、衛生的であれば医療の仕事に髪の色は関係ないのではないかというもの。髪色の自由を訴える投稿をめぐり、「何色でもかまわない」「不快に感じる人もいる」と、SNS上には様々な意見が見られる。そこで、髪色について「なかなか言えない思い」がある社会人たちに、本音や職場の実情を聞いてみた。

ルールが細かくて気が滅入る

 看護師のAさん(20代女性)の勤める病院にも、髪色にまつわるルールがある。

「髪色はほとんど黒に近いレベル6(NPO法人日本ヘアカラー協会が定める髪の明るさを4~15トーンの12段階に分けた作成されたもの)まで、髪のゴムは黒か茶、髪型はお団子がルール。衛生面を重視するのは当然としても、清潔感があれば別に何色でもいいのにと思わなくはありません」

 学校によって校則が違うように、看護師の髪色についても病院によってルールは異なる。Aさんはボヤく。

「先輩曰く、患者さんの属性はさまざまで、明るい髪色や派手なメイクに否定的な人が少なからずいる。黒髪が無難で、安心感や信頼感を与えられるという話でした。病院側がクレームを入れられたくない、ということでしょうね。

 友人看護師の職場はインナーカラーOKでいいなあと思いますが、文句を言っていても職場を選ぶのはこちら。どうしてもそういうルールがイヤなら、勤務先を変えればいいんですけど、そこまででもないので、不満がありつつも従っているという状態ですね」(Aさん)

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