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【働く人たちの髪色問題】「制限すべき」か「自由でいい」か、看護師、介護士、美容部員らの本音と現場の実情

ピンクなどの派手な髪色でも客から好評だったという人も(イメージ)

ピンクなどの派手な髪色でも客から好評だったという人も(イメージ)

「可愛い」「私も染めたい」と喜んでもらえることも

 介護士のBさん(40代男性)は、「髪を染めること自体は個人の自由」という姿勢だが、仕事上においては慎重な姿勢を示す。

「個人的には外見ではなく、日頃のケアの方が大事なだとは思います。経験上、黒髪だかといって必ずしも真面目で仕事ができるとは限りませんから……。ただ、やっぱり髪色についてクレームが入る可能性はある。その声には、きちんと耳を傾けるべきだと思います。自分が相手に与えている印象は、必ずしも自分が思っていたものと違う可能性はありますから」

 Bさんが勤めていた以前の職場では当初金髪・派手髪禁止だったが、会社の理解や人手不足などから、どんなな髪色でもOKになったという。

「ピンクや金髪の派手な髪色の同僚がいましたが、こだわりを持っている人は楽しそうに見えるようで、利用者さんにも好評でしたよ。髪色が利用者さんとの会話のきっかけにもなり、『可愛い』『私も染めたい』と喜んでくれることも多かったと聞きます。

 ただ、髪色が派手だと良くも悪くも目立つので、いっそう言動や仕事の質に気を付ける必要はあると思います。“髪を染めているから○○なんだ”のようにレッテルを張ったり、不出来なことと結び付ける人がいるのも事実ですから」(Bさん)

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