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「まさかトリスまで…」国産ウイスキー価格高騰で愛好家たちに衝撃 響30年は20万円値上げ、トリスは1000円時代に

フリマやオークションで取引されるジャパニーズ・ウイスキー

 不動産会社勤務の30代女性・Bさんは、親戚の話から国産ウイスキーの評価の高まりを感じたと明かす。

「3年くらい前、ウイスキー好きの親戚のおじさんが、ネットオークションで『響が65万円、山崎は50万円で売れた』と言っていました。今はもっと買い取り価格が高くなっているみたいですよね。日本のウイスキーは世界的に人気で、フリマやネットオークションに出せば、ほしい人はいくらでも出すとおじさんから聞きました。

 おじさんは、値上げ前に買いだめしておくかどうかものすごく悩んでいましたが……ジャパニーズ・ウイスキーは今後もますます高騰していきそうですよね」

トリスでも「たくさん飲んではいけない気が…」

 国産プレミアムウイスキー値上げの裏で、庶民派ウイスキーの代表格である「サントリーウイスキー トリス〈クラシック〉700ml」も900円から990円に値上げされる。

 IT企業勤務の30代男性・Cさんは、家でトリスを愛飲しているため、今回の値上げには「さすがに焦った」という。

「プレミアムウイスキーだけが値上げの対象になっていると思っていたら、トリスまで値上げされるとは……。トリスが税込みならとうとう1000円時代に突入するということで、安いからとたくさん飲んではいけない気がしてきました」

 Cさんは、当面、トリスを買いだめする予定だという。

「今のライフスタイルでは、なんだかんだ、飲まないという選択肢もない。ただ、今回のように10%くらいの値上げなら買い続けますが、将来的に1500円を超えたらどうするか、少し考えてしまいますね……」(Cさん)

 ウイスキー価格は落ち着く日が来るのか、それともさらに高くなっていくのか。ウイスキー愛好家にとって気が気ではない日が続きそうだ。(了)

次のページ:【表】来年から値上げされる主なウイスキー
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