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【子育て支援弱い地方で高校消滅加速?】 親世代は東京圏に集中、生き残る鍵は全寮制や通信制へのシフトか

 いま問われているのは「現在の学校」の維持の方策ではなく、人口が激減する中でいかに学びやすい環境を創出するかだ。そして、少なくなる子どもたちをどう次代の人材として育てていくのか、その教育の内容が求められているのである。

 人口減少時代に即した「新しい高校」の在り方を見出し、それを具現化することが急がれる。

(了。前編〈【大都市でも進む公立高校の統廃合】過半数の市区町村で「ゼロまたは1校」に 通学可能範囲に学校がない、教育の質が保てなくなるなどの弊害〉から読む

【プロフィール】
河合雅司(かわい・まさし)/1963年、名古屋市生まれの作家・ジャーナリスト。人口減少対策総合研究所理事長、高知大学客員教授、大正大学客員教授、産経新聞社客員論説委員のほか、厚生労働省や人事院など政府の有識者会議委員も務める。中央大学卒業。主な著書に、ベストセラー『未来の年表』シリーズ(講談社現代新書)のほか、『日本の少子化 百年の迷走』(新潮選書)などがある。

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