住まい・不動産

【フローチャート】相続した後の「実家じまい」の手順 名義変更に新ルール、不動産業者の「両手契約」には注意

空き家バンクの活用法

 不動産業者に頼る選択肢だけでなく、地方自治体が運営する「空き家バンク」への登録も検討に値する。

「空き家バンクを利用すると、自治体の職員が物件を見て写真を撮影し、サイトに登録して買い手を募ってもらえる。最終的には不動産業者との契約に至るまでを代行してくれます」(上田氏)

 ただし、空き家バンクは“売却価格が割安”になると心得ておく必要がある。都内在住の50代男性が語る。

「親の家を相続し、空き家バンクに希望売却額500万円で登録しましたが、全然買い手が付きませんでした。半年かけて300万円、200万円と価格を下げてようやく売れました」

 それでも売れないよりはマシである。上田氏は、「多少高く値付けして反応がなければ、少しずつ値段を下げていく柔軟性が求められる」とアドバイスする。

 一般的に地方の空き家は、不動産業者や空き家バンクに頼ってもすぐに買い手が見つかることは稀だという。希望額に多少届かなくても、空き家の維持管理コストや法改正による固定資産税のペナルティを考えれば、売れる時に迅速に売ることが、賢い実家じまいと言えそうだ。

(了。前編から読む

※週刊ポスト2023年12月22日号

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