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ビッグモーターからの初の逮捕者は「兼重宏一副社長に目をかけられていた」 街路樹伐採した「環境整備推進委員」の芳しくない社内での評判

逮捕されたビッグモーター社員(右から3人目。時事通信フォト)

逮捕されたビッグモーター社員(右から3人目。時事通信フォト)

部下は「休暇申請を却下された」

 さらにBM関係者から漏れ聞こえる蒲原容疑者の評判は芳しいものではなかったという。

「社内の評判は良くなかった。特にパワハラ的なところですね。下請け企業の方は、納車前の洗車や車内清掃について『九州では1台3000円くらいだ』と無理やり値下げを突きつけられると嘆いていました。車内にはペットの毛が付着しているなどもあり、しっかりやると2~3時間はかかる作業で、人件費や手間を考えると3000円では到底無理な話です。

 どこにでもある話かもしれませんが、業務外の手伝いも平気で頼んできて『とにかく人の扱いが酷い』という声も寄せられています。部下だった方からも『父親の体調が悪く休暇を申請しても蒲原氏の判断で却下された』という事例も聞きました。

 環境整備は宏一副社長の肝入りで『蒲原はできるやつだ』と兼重副社長に目をかけられていたため、それが街路樹の除草剤などエスカレートしていく契機になったと考えられます。はっきりと兼重親子の指示があったとは言えませんが、少なくとも2人の意向を察してパワハラで社員を締め付けてきたことが蒲原氏の逮捕に繋がっていると考えられます」(加藤氏)

 蒲原容疑者の逮捕、パワハラ疑惑についてBM社に問うとこう回答した。

「弊社としては、本件を真摯に受け止めるとともに、警察の捜査に全面的に協力して参ります。お客様をはじめ関係者の皆様に多大なご心配をおかけいたしましたこと、深くお詫び申し上げます。(パワハラ疑惑などについては)現時点で、ご質問にあるような事案は把握しておりません」(対応窓口担当者)

 現役社員の逮捕が今後さらなる追及に向けてどう影響するのか、注視したい。

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