中川淳一郎のビールと仕事がある幸せ

「この金融商品を買いませんか!」の営業電話にイラつくのは“損する可能性がある”からではない

上司へのペコペコプレイに付き合わされるだけ

 営業トークとしてはひたすらメリットばかり言い、最後に一言だけ逃げを打つ。

「投資というものは確実ではないので、もしかしたら目減りするかもしれません」

 そんなもんは分かっていますよ。でも、私が本当にイヤなのは、自分自身が「仕事しているフリ」をすべく、相手の都合もおかまいなしに電話をしてきて、上司に対して「今日はここに電話をかけてトークをするという“仕事”をした」とするその行為です。小物サラリーマンが自身の立場を守るべく、こちらを利用しているとしか思えないのです。

 正直、これまで銀行マン・証券マンが勧めてきたモノで儲かったためしはありません。あまりにも電話がウザいから「はいはい、じゃあ買うわ」と実際に買ったものもいくつかあるのですが、まったく儲からん。彼らの上司へのペコペコプレイに付き合わされるだけです。

 縁を切りたいところではあるものの、もはや私の番号は“リスト”に入っているのでしょう。どう考えても無駄な営業電話ではありますが、正直不快です。いい加減にせぇ。

営業電話がキライな中川氏

営業電話がキライな中川氏

【プロフィール】
中川淳一郎(なかがわ・じゅんいちろう):1973年生まれ。ネットニュース編集者、ライター。一橋大学卒業後、大手広告会社に入社。企業のPR業務などに携わり2001年に退社。その後は多くのニュースサイトにネットニュース編集者として関わり、2020年8月をもってセミリタイア。著書に『ウェブはバカと暇人のもの』(光文社新書)、『縁の切り方』(小学館新書)など多数。最新刊は『日本をダサくした「空気」』(徳間書店)。

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