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ドムドムハンバーガー復活を牽引する「インパクトの強い商品」と「積極的なグッズ展開」 “ドム活”Tシャツも人気

ショッカーをイメージした「イカデビルバーガー」など個性的なメニューも(写真提供/ドムドムハンバーガー)

ショッカーをイメージした「イカデビルバーガー」など個性的なメニューも

「ドムドムハンバーガー」という名を覚えているだろうか。1970年、東京都町田市に1号店を構えた日本資本では最初のハンバーガーチェーンだ。

 最盛期は400店ほどあったものの、親会社(当時)の経営不振のあおりを受け、気づけば忘れ去られた存在に……。と思っていたところ、2018年頃から再び復活を遂げ、コロナ禍で黒字転換。いまでは若者の間で人気になっている。

 復活の理由は2つ。1つは、現在発売中の「イカデビルバーガー」など、唯一無二のインパクトの強い商品を発表していること。過去には丸ごと揚げたかにを挟んだバーガーも話題となった。

「当店のコンセプトは"まじめにおいしい、楽しい、どむどむ"。おいしいことは大前提で、その上で誰かに言いたくなる、伝えたくなるようなバーガー開発を目指しています」(広報の近藤彰さん・以下同)

 確かに、食用の炭を練り込んだバンズは一見ぎょっとするが、実はイカの旨みがぎっしり詰まった本格派。見た目と味のギャップに驚かされた。

「どむぞうくん」を使ったグッズ展開

 復活の理由その2は、キャラクターの「どむぞうくん」を使った積極的なグッズ展開だ。

「きっかけは2020年、コロナ禍の従業員に向けて“どむぞうくん”マークの入ったマスクを配布したことです。併せて、若干数をレジ横で販売したところ、全国から購入希望のお声をいただき、ECサイトを立ち上げて累計17万枚を販売しました」

 いまでは、ぬいぐるみやキーチェーン、“ドム活”Tシャツにトートバッグなど、さまざまな商品を展開中。ユニークなバーガーとグッズの両輪で、同店を目指すファンが確実に増えていったのだ。

 現在は全国に27店舗。この勢いに乗じて、店舗数を増やす計画はないのだろうか。

「そうしたお話もいただきますが、急激な店舗拡大はいまのところ考えていません。まずは“オンリーワン”の店舗作りをじっくりと考えていきたいですね。並行して、異業種とのコラボもどんどんトライしていきたいと考えています」

 昭和世代には懐かしい、若者には新しい“新生ドムドム”の動向が、今後も楽しみだ。

写真提供/ドムドムハンバーガー

※女性セブン2024年2月15日号

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