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都心で雪が降っても長靴を履かない人たちの本音 「屋外を歩くのは家から駅までだけ」「会社に行ってから困った」「悪天候時はリモートワーク」

雨が降ったら革靴に防水スプレー

 神奈川県在住で、都内の企業に勤務するBさん(40代男性)は、雨だろうが雪だろうが天候に関係なく、出社するときはスーツに革靴というスタイルを崩さない。

「以前、工事現場に行く業務があったときは、足元が悪い現場もあったので、長靴を履くこともありました。でも長靴で歩き慣れていないからか、大きな音を立てて歩いてしまうし、決まって翌日筋肉痛になるんです。

 最近は現場に行く業務もなくなったということもあり、出社時は革靴一択です。雨が降っているときは、革靴に防水スプレーで出社します。長年革靴で歩いていると、都内の雪くらいでは転ぶこともありません。私にとっては、長靴のほうが怖いです」

大雪や台風のときはリモートワーク

 昨今は、出社せずに仕事をするリモートワークを採用する企業も多い。働き方が柔軟になっているがゆえ、長靴を履く必要性がないというケースも増えているようだ。埼玉県に住む会社員・Cさん(40代女性)はこう話す。

「コロナ禍以降は、天気予報で大雪が降りそうだとなったときは、会社の方から『出社しなくていい』と指示されることが増えました。台風が予想される時も、リモートワークになることが多いです。天候が悪いときには無理に出社することがないので、最近は長靴を履いて出社することもありません」

 大雪で交通機関が乱れる東京の都市機能については、その脆弱さが指摘されることも多いが、それを見越して社員に外出を控えさせる企業も増えているということだろう。

「電車が止まるのは困りますが、出社しなくていいというのは助かります。年に1回履くか履かないかの長靴を買うよりも長靴を履かずに済むような選択をしたい」(Cさん)

 北国ほどの雪が頻繁に降るわけではない東京のオフィスワーカーにとって、長靴は必要不可欠なアイテムというわけでもなさそうだ。(了)

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