住まい・不動産

「マンションで鳩の糞やコバエの被害が…」管理会社は対応してくれない、どうするのが正解か? 弁護士が回答

 複数のベランダで同様の問題が発生しており、害虫や糞害の発生が、各戸の使用方法によるものでなければ、経年劣化が原因でベランダのほか、外壁・共用廊下などが発生源になっている可能性もあります。

 快適な住環境を維持してマンションの財産価値を保全することはマンション所有者全体の利益であり、害虫駆除や糞害対策を専門業者に依頼するなどの対策を講じるのは有益なことです。

 同じ被害に遭っている住人と協力して、管理組合の役員に現状を確認してもらい、管理組合としての対策を求めてください。役員の動きが鈍ければ、管理組合の総会を招集して決定することも方法です。そのためにはあらかじめ専門業者から情報を集め、影響が出ていない住人に対策の重要性を説明してその賛同を得、管理規約に従った招集手続きをとることになります。

 しかし、ベランダの室外機など、あなたの設置物や窓の隙間にコバエが巣くっているような場合は、あなたのベランダの使用方法が原因ですから、自分で解決するしかありません。放置してほかの住人から苦情を受けるようになると法的な責任も生じます。専門業者と相談して対策を講じるべきです。

※女性セブン2024年2月29日・3月7日号

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