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【超お金持ちの生態】資産10億円以上「一級富豪」は1人10万円の寿司店へ 資産300億円以上「特級富豪」は職人ごと家に招き、港区女子とは会わない

実業家の“エンリケ”こと小川えり氏(本人のインスタグラムより)

実業家の“エンリケ”こと小川えり氏(本人のインスタグラムより)

「港区女子」に会わない

 好調な企業業績や株高などの影響で日夜、新たな富裕層が誕生しているが、富豪のなかでもランクを分ける“境界線”が際立つようになった。資産300億円超の特級富裕層と、そこまではいかないが10億円以上の資産を持つ一級富豪、その下の二級富豪といった具合だ。

 富豪ランクを象徴するのが今年1月、都内の高級寿司店で発生したトラブルだ。同店を訪れた「港区女子」が“大将に殴られかけた”と主張し、険しい表情の大将が身を乗り出す写真をSNSに投稿して大炎上したのだ。上場企業の有名経営者とも交流がある資産家のA氏が語る。

「高級寿司店がネット騒動の舞台になるなんて、少し前には考えられませんでした。ただ、あの件に関しては特級の資産家たちにとっては他人事で関心は薄い。そもそも彼らは高級寿司店を利用することはほぼなく、寿司職人を自宅や別邸に迎えて握ってもらいます。店内でお騒がせな港区女子に遭遇するような機会がありません」

 たとえば日本を代表する高級寿司店の銀座久兵衛のケータリング代は料理代1万6500円×8名分(13万2000円)からで、サービス料や出張費など含めて計25万円以上からで利用できる。一見、普通のお金持ちなら手が届きそうではあるが、前出のA氏はこう語る。

「最近はミシュラン三ツ星レストラン出身で富裕層向け専門の出張シェフもいますし、ソムリエと組んで高級ワインのペアリングを提供する出張シェフも人気が高く、奪い合いになります。かかる費用は青天井で基本料金だけでは済みません。それなりの人数を受け入れるスペースやテーブルセッティング、パウダールームも不可欠。生花や調度品、ゲストを楽しませるためにBGMの生演奏を手配する人もいますし、相応の“おもてなし”ができる人だけに許された会食方法です」

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