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【老後資金問題から考える新NISAの意義】「こんなお得な制度を用意したのだから、資金不足になるのは“自己責任”」という国からのメッセージ

1行でまとめられる「お金持ちになる方程式」

1行でまとめられる「お金持ちになる方程式」

個人投資家の武器を最大限に活かせる仕組み

 人生の土台は、「金融資本(お金)」「人的資本(仕事)」「社会資本(愛情・友情)」の3つの資本で考えることができる。長く働くことと、共働きは、世帯あたりの総収入(人的資本)を大きくするもっとも確実な方法だ。では、「金融資本」はどうやって増やせばいいのだろうか。

 お金持ちになる方程式は、「(収入-支出)+(資産×運用利回り)」といたってシンプルだ。働いて収入を増やし、生活コストを下げて支出を減らし、残ったお金を効率的に運用する。

 金融市場ではリスクとリターンが釣り合っているので、リスクがないのに短期間で何倍にもなるような都合のいい金融商品があるわけはない。だが「複利の魔法」を使えば、誰でも億万長者になることが可能だ。

 アインシュタインは複利を「人類最大の発明」といったと伝えられるが、たとえば年利7%なら10年間で資産は2倍、20年で4倍、40年なら20倍になる。投資期間が長ければ長いほど「富が富を生む」のだ。

 個人投資家の最大の武器は時間(長期投資)で、それを最大限に活かせる仕組みとして登場したのが「新NISA」というわけだ。

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