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【経済評論家・山崎元さんが遺した名著に学ぶ】年齢も資産額も関係ない“1つの投資信託を買って持ち続けるだけ”の「ほったらかし投資術」

超シンプル!山崎流「ほったらかし投資」のやり方

超シンプル!山崎流「ほったらかし投資」のやり方

各銘柄をチェックする労力がなくなる

 山崎さんとともに、この投資術を広めてきた共著者の水瀬氏はこう振り返る。

「もともとはインデックス投資についての私のブログが山崎さんの目に留まり、共著を出すところまで話が進んだんです」

 インデックス投資とは、日経平均などの株価指数への連動を目指す投資信託(インデックスファンド)に投資する手法を指す。

「2002年にインデックス投資を始めるまでの2年間は『暗黒時代』でした」

 そう振り返る水瀬氏は2000年に投資を始め、当初は日本株の個別銘柄をデイトレードするなど株価に一喜一憂する日々が続いた。仕事にも私生活にも支障をきたすほどだったという。

「もっと手間のかからない投資方法はないかと試行錯誤し、インデックス投資に行き着きました」(水瀬氏)

 インデックス投資には、各銘柄をチェックする労力が必要なくなるというメリットがある。株価指数を構成する銘柄の“詰め合わせ”のため、保有している間に経済全体が成長すれば自ずと資産も膨らむ。そのため、“買ってただ持ち続けるだけ”が可能となる。

 水瀬氏は会社員として働くかたわら、20年超のインデックス投資で1億円以上の資産を築いた。

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