吉田みく「誰にだって言い分があります」

「引き締まったボディは手に入ったけど…」初任給でパーソナルジムを契約した20代女性が直面した「社会人2年目の誤算」

トレーニングの沼にハマり出費が増えていった(イメージ)

トレーニングの沼にハマり出費が増えていった(イメージ)

気付けば「毎月6万円の出費」

 ストイックに頑張った甲斐もあり、ハナコさんは5キロ減のダイエットに成功。ほどよく筋肉も付き、引き締まった身体を手に入れることができたと満足したという。しかし、契約した3か月プランの終了時、トレーナーからある言葉をかけられたとハナコさんは言う。

「『体型維持のためにもパーソナルトレーニングを継続したほうがいいよ』と言われました。私もそう思うのですが、回数チケットは11回分で10万円します。私が即答できないで悩んでいるのを察したトレーナーさんが『週1回でも通うと違うよ!』とプッシュ。週1なら無理なく通えるかな……と思い、継続することを決意しました」

 しかし、待っていたのはトレーニングの「沼」だった。始めのうちは週1回のペースで通っていたものの、物足りなさを感じ始めたハナコさんは、24時間好きな時に行けるジムを契約したり、パーソナルトレーニングの回数を増やしたりし始めたという。

「プロテインやサプリメントなどで筋肉のための栄養を補うようにもなり、気付けば毎月6万円ほどの出費に……」

 社会人とはいえ、生活に支障が出そうな金額だが、1年目の時点では特に気にしていなかったと話す。

「残業代は支払われますし、頑張り次第でボーナスもきちんと出る会社ですので心配していませんでした。貯金はできなかったですが、勤続年数が増えれば給料も上がっていくから大丈夫だと思っていました。ただ、ひとつ大きな誤算があったんです……」

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