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朝日新聞・角田克新社長の人物像 「新人時代から特ダネを抜きまくり」当時のNHKライバル記者が明かす敏腕エピソード

朝日新聞の社長に就任する角田克専務(同社提供/時事通信フォト)

朝日新聞の社長に就任する角田克専務(同社提供/時事通信フォト)

 朝日新聞社は4月25日、角田克専務(59)が6月25日付で社長に昇格すると発表した。6月の株主総会を経て就任するという。中村史郎社長(61)は代表権のある会長に就く。会長職を置くのは2017年6月以来7年ぶりとなる。角田氏は専務として、コンテンツ・デジタル政策統括を務めている。今後はトップとして「事業の構造転換」などを担うというが、もともと角田氏は“凄腕”の記者だったという。森友事件をスクープした元NHK記者でジャーナリストの相澤冬樹氏(62)が若かりし頃の角田氏との交流を振り返り、その人物像を掘り下げる。

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 角田氏が社長就任──。その知らせで思い出すのは35年前、平成が始まった1989年のこと。私はNHK山口放送局の記者3年目で、県警本部の記者クラブにいた。そこに“奴”は姿を現わした。

「朝日新聞の記者として着任しました角田克といいます。よろしくお願いします」

 毎年、県警クラブに配属される報道各社の新人記者のなかでも、奴は最初から際立っていた。とにかく人懐こい。他社の記者でも誰かれなく話しかけてくる。私にも「相澤さん、これどうするんですか?」という感じで懐いてくるから、こちらも可愛く思う。その人懐こさを活かして取材先に食い込んでいたんだな、とは後に感じたことだ。

 あの頃、山口ではさして大きな事件もなく「特ダネ競争」という意識は希薄だった。その3年前に男女雇用機会均等法が施行され、典型的な男社会だったマスコミにも女性記者が徐々に入ってきた。記者クラブはさながら若い男女が集う大学のサークルのような雰囲気を漂わせていた中、ある事件をきっかけに奴が牙を見せた。

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